黒瀬整復院

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院長ブログ 2015年2月

「あとは、手術しかないね・・・」と、言われましたが・・・

私は武術・武道系の人間ですので 
どうしても何かを考えるとき、”そちら系⇒武術・武道系”(モノ・コトを置き換えて例え話的整理をする時・・に)
の捉え方に行ってしまうのですが、

昔の武術の達人と呼ばれた方で 「我即宇宙」と言っている先生がいました。

この方は 武術だけでなく ある宗教にも傾倒していたので、宗教的な観点(宗教カブれ)から
「我即宇宙」なんて、よくわからないコトを言っている “頭のイカレた爺” 位・・・に
その頃は思っていました(苦笑)

正直なところ
柔道を一生懸命にやっていた頃の私は 「力も技のうち! かなり力が大事!!」と
強く思う様になって行き、そういう(どういう?~勢いや腕力等・・暴力も含んだ “力” 優位の感覚)方向を
強めるトレーニングや考え方~価値観を持ち生きていました。

その当時の私の周囲は明らかに、”力絶対主義” 的な人たちばかりでした。
というより、私自身がその価値観で周りを引き寄せ、自分から引き寄って行った。訳です(苦笑)

私は元々子供の頃から 前述しましたように、
「一般常識からするとちょっと変わった不思議な感覚を持っている子供であった」コトも確かです。

しかし、
「ケンカが強くなりたくて 柔道や空手に勤しんだ頃には かなり違う方向(力任せの世界)に突き進んでいった・・・」
時期だと思います。

大体 中学二年生(14歳)位から35歳位までの20~21年間くらいだと思います。

私なりに見て来た “柔道の世界”(係わった時間が空手よりも柔道の方がずうっと長いです) と言うのは
“ かなり力任せの世界” で、”強い奴が偉くて 弱い奴は価値が無い !”
と言うトコロでした。
他の方はわかりません。
私にはそう思えました。

でも、
自分から飛び込んで 自分なりに頑張って、結構楽しくて 色々なコトを学び、得たモノが沢山ありました。

言い方を変えると、
14歳位から35歳位までは “力任せに生きていた→生きてみた” というコトです(苦笑)

ところが、
35歳も過ぎてきて 体力の衰えを少し意識するようになり、
それに伴って毎日やっているコトにツマラなさを感じ始め、
「この先もずーうっと同じ感じでやっていくのは 嫌だし無理だな・・」と思うようになりました。

そしてまず、
疲れへの対策を模索し始めました。


アイシング⇒本当の本物のやり方・・・お教えします\(^o^)/

前述の様に 我々のカラダに備わっている恒常性維持機能(ホメオースターシス)を
最大限に活動させ、活用するために アイシングを行うのですが、

実は
実際には、アイシングの後に直ぐ暖めるのです。
保温ではなく、積極的に暖める。その暖めは “湿度の無い乾熱” ではなく、
“湿度の高い湿熱” による暖めをするのです。

症状によって 具体的にどこに、どのように氷を当てるのか?

そもそも
氷をどのように作るのか? (凍らせ方ではなく、アイス・バックとしての形や大きさ・・という意味合いで・・)

そういった現実的やり方は 省きます。[方法やテクニック的部分は 企業秘密の部分もありますので・・(笑)]

何故?? “アイシング→ホット” を する必要があるのか? のお話です。

カラダの表面を氷で冷やす(氷はなるべく皮膚に密着させます)と、皮膚温度が急速に低下します。
体内環境を常に一定に保っていたい “恒常性維持機能(自律神経)” からすると、
そのまま冷えっぱなしには しておけない。

だから、急いで元の温度に戻そうとする。
そのために血を集めてくる→血流を良くする。 
この 血流が上がることにより回復力も同時に高まるわけです。

ですから、
一般的な解釈による 冷やすことによる鎮痛・消炎効果を狙うだけでなく、
回復力を高めるために冷却するのです。

我々の健康なカラダの一つの基準として、”血流が良い !!” というのが とても大切な要素なんですね。

ところが、
健康な人が たまたまケガをしたような場合なら、あまり気にしなくても大丈夫なんですが
内臓の状態が良くなかったり、お年を召していたり、極度に疲れていたり、
過去に大怪我をしていたり、凄く寒かったり・・等

体調や気候によっては 体表面を冷却した際に “要らない冷え” を誘発してしまう場合も多々あるのです。

それを
即、解消 !→体表面に生じた一時的な冷えの解消を氷を乗せたところに、湿度の高い温熱を掛ける(乗せる)ことにより行います。

ま、
家で自分でやるときには アイシングの後、直ぐにお風呂に入ってしまって
カラダ全体を暖めてしまってもO.Kなんです(笑顔)

“アイシング” をしたことのある方ならば ご承知かもしれませんが、
まず、氷を乗せられた(着けられた)直後は とても冷たい。
そして、暫くすると痛くなります。
更に時間が経つと、痛みは薄れ何だかよく判らなくなってきます。

こうなるまでに 10分から15分位です。

ですから 個体差、症状、部位、季節等を考慮して “冷却時間” を設定し、
“冷却時間” プラス5分位、引き続き暖めます。”湿熱” にて・・・

なので、”アイス→ホット” は 何だかんだで30分くらい掛かるのです。

その間 全く動いてはいけない ! わけではない !! のですが、
同じ姿勢をそれなりに続けていただくコトにはなってしまいますので、
何が何でも行うわけではありません。

また、どうしても “アイシング” が合わない ! という方も、稀にはいらっしゃいます。

その場合には もちろん無理には行いません(冷汗)よ。

やはり、ケース・バイ・ケースですね・・特に “物理療法” に関しては・・・(苦笑)です。


アイシング⇒鎮痛・消炎・・ただ冷やせば・・何となく、マシ・・とか、思ってませんか?

私の・・・黒瀬整復院内での “言葉の使い分け→捉え分け” として、

“冷え” と “冷却”→「風でスウスウして、冷たくなってしまうコト」と「氷でワザと冷やすコト」の違い

”暖めること” と “保温”→「カイロなどで、積極的に暖めてしまうコト」と「タオルや毛布などで温めておくコト」の違い

をお話しています。

“似て非なるモノ・コト”

ざらっと捉えたら同じように思ってしまうけれど・・実は全然ちがう・・・結構沢山ありますよね。

基本的に

●冷却と保温は◎◎◎~氷で冷やすコト(生理的冷却)とタオルや毛布などで保温・温めておくコト

●冷えはXXX~風等冷たい空気でスウスウして冷えてしまうコト

●暖めることは 季節や状況によって・・△▲~カイロや電気アンカ・毛布等で過度に暖めてしまうコト

です。

私のところで行う “アイシング⇒生理的冷却” は 水を凍らせたもの=”氷” で行います。

水は0度で固まりますが、融け始めるとプラス4度で安定します。
ですから、氷で冷やすのは患部をプラス4度で冷やしているわけです。

ヒトの皮膚は0度以下で冷やしてしまうと、凍傷になってしまいます。⇒冷えすぎるうえにお肌を傷めてしまう !

たまに、
「早く水を凍らせて アイシングしょうとして、水に塩を入れてしまう人がいるのですがこれは絶対にしてはいけない !!」 コトなのです。

我々の体には “ホメオスターシス=恒常性維持機能” が備わっています。
この “恒常性⇒体内環境を常に一定に維持する” はよく耳にする “自律神経” という臓器が
我々の顕在的認識とは別ところで、自動的に行っている いわゆる、”自動制御システム” なのです。

そして、自動制御システムである “自律神経” に指令を出しているのが
“潜在意識” であるわけです。

なので、医学的には “自律神経” のことを “生命維持装置” という言い方をすることもあります。

この “自律神経の恒常性意識機能(ホメオスターシス)” を
フル活動・活用させる方法が “アイシング⇒生理的冷却” なのです。


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